
磨き抜かれた有料老人ホーム
わが国の居宅介護支援に関する議論について概観してみよう。
介護サービスマネジメントとケアマネジメント、相互に影響し合い全体のシステムが機能 日本では居宅介護支援についての説明は諸外国で用いられている「ケアマネジメント」に近いと説明されてきた。
現在もその考え方は継続されている。
しかし現実の介護保険制度下の居宅介護支援はたとえば後で述べるようにイギリスのケアマネジメントよりもかなり役割が限定されている。
すでに「介護サービスマネジメント」という用語を新たに提案しているがこの用語は内容を明確にして限定的に用いるべきであると考えている。
まずへ 居宅介護支援とケアマネジメントは運用方法やシステム運用者が異なることを明らかにしたい。
都道府県がシステムの運用者である介護サービスマネジメントと個々の高齢者とサービス供給主体が運用者であるケアマネジメントとはシステムの持つ機能が全く異なってくる。
注意が必要なのは、筆者の考えでは居宅介護支援ケアマネジメント、介護サービスマネジメントは階層的なシステムを構成しているということである。
これらのシステムは独立しておらずそれぞれが影響し合い相互に関係を持ちながら機能している。
一人ひとりの高齢者に対する居宅介護支援が適切に機能しない限り市町村でのケアマネジメントは機能しないし都道府県単位の介護サービスマネジメントは全く機能しないのである。
「ケアマネジメント」と「ケースマネジメント」これまで「ケアマネジメントとは何か」という議論は数多くなされているが居宅介護支援との区別については明確な説明はないようである。
一九八五年から、今日までの十年余りの間にわが国でケアマネジメントに関する論文等 (著書は含まずに) は二百編を超えるがそれ以前にはケアマネジメントという用語を含む関連文献はほとんど散見できない。
また一九八五年から九五年までにわが国の関連論文の中で見られるのはほとんどが「ケースマネジメント」という用語であり「ケアマネジメント」という用語ではない。
「ケアマネジメント」は、学問的には「ケースマネジメント」といわれてきた。
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